草の意味とは?いまさらながらネットの「草」に物申したい
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どーも、お腹がすくとわかっていながら、ついついYoutubeで大食い動画を見てしまう、俺野です。
今日は、何年か前からネットで流行りだし、いつの間にか市民権を獲得した「草」について、私めの所存を話していきたいと思います。
草の意味と使い方
その前に「草とはいったいなんぞや。道端に生えてるあれかいな?」という貴公もいることでしょう。草とは簡単に申し上げますと、笑ってるときに文末につける「笑」とか「w」の仲間です。おそらく元ネタは「www」が草むらのように見えることでしょう。使い方としましては、「週末の昼間からブログ書いてるなんて草」というふうな使い方をしますね。後ろに生えるをつけて「草生える」と言ったりもします。
もう昨今ではYoutubeやツイッターを徘徊すると、至るところに「草」があふれているわけです。あたり一面草ボーボーなわけです。アルプスの少女もびっくりの大自然っぷりですよ。
実は僕、あんまり「草」が好きではありません。というか、僕個人が長年「w」を愛用し続けているので「草」にすんなりなじめていないというだけですが。だってどう考えても「w」の方が使いやすくないですか?
そこで今回は、「w」派の僕が感じている「草」の使いづらい点を書いていきます。
草のよくないところ
・感情が伝わりにくい
なんか「草」ってすごい冷静な感じが出てないですか?前はよくニコニコ動画を見てたんでそれを例にあげますね。
たとえばゲームで実況者が面白いプレイをしたときのコメントなんですが、以前は「www」「wwwww」「ww」といった感じに「w」であふれかえっていました。「w」のいいところとして、wの数でどれくらい笑っているかが伝わってくるんですよね。「w」だったら小笑いなんだな。「wwwww」だったらすごいウケたんだな。というのが視覚的にダイレクトで伝わります。
でも最近は「草」が主流になってきたため、面白いシーンで「草」「草」「草」と草が大量に流れてきます。草はwと違って個数を変える文化がないため、視聴者がどれくらい笑っているのかが伝わりにくいです。この草は小笑いなのか、大笑いなのか、満点大笑いなのかというのかがまったく伝わってきません。僕的にはこれがなんか、ちょっと一歩引いたところから冷静に笑っているように見えるんですね。
もちろん草にも度合いのバリエーションがあって、笑いの大小によって、「草」「草草の草」「大草原不可避」「草超えて森」「森越えて山」など表現が変わっていきます。
「草草の草」は「w」と同じく個数を増やす方向で表現したいけども、「草草草」とするのは安直すぎるので「草草の草」となったんでしょう。「大草原不可避」は笑いすぎて草が大量になり、大草原になったという比喩ですね。「草超えて森」もその進化の延長でしょうか。もうこれ単体でボケみたいになっています。
「草」の方のバリエーションは、単に数を増やす「w」とは違い、そのノリを知らない人にはわかりづらいものとなっています。大草原不可避とか、はじめて見た人には呪文でしかありません。
もともとネットスラングはわかりやすい共通語をあえて隠語にしたりして、それを知っている人同士で共用して楽しむという特性があります。「草」ももともとは一部の人が小さいコミュニティで楽しんでいたものが、大きく広がりすぎたのかもしれませんね。
・打つのが手間
「草」は「w」に比べて打つのに手間がかかります。パソコンで説明しますね。
キーボードで入力するときに「w」というのは、「W(ダブリュー)」を押すだけで入力できます。個数を増やしたいときもWを連打すれば簡単に入力できますね。
ですが、「草」を打つためには「K・U・S・A・変換」と打つ必要があります。「草草の草」なら「K・U・S・A・K・U・S・A・N・O・K・U・S・A・変換」。「大草原不可避」なら「D・A・I・S・O・U・G・E・N・H・U・K・A・H・I・変換」と入力する必要があります。
これは実にエコではありません。あなたは大草原不可避と一回入力するために、なんと16もの工程を乗り越える必要があるのです。「w」ならばWを5~7回入力すれば済むものをですよ。もしこの現状をジョブズが見ていたら、確実にスマートではないと一蹴していたでしょう。
おわりに
どうでしょうか。「草」は「w」に比べてなんだか感情が伝わりにくいし、入力もスマートじゃないというのがわかっていただけたのではないでしょうか。
・・・え?
スマホなら一文字打ったら予測変換で全部出てくる・・・?
・・・・・・
それはマジで草。