俺野雑記

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俺の雑記をつらつらと。25歳国立大学生の語り場

大学受験でしてはならない間違った3つの勉強のやり方

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どーも、俺野です

俺野は高3まで遊びと部活ばかりであまり勉強をしておらず、一年浪人をしたのち地方の国立大学に入りました。

入学した大学は偏差値があまり高くない大学で、とにかく偏差値で大学を選んでいた受験当時の自分は相当悔やんでいました。

そこで今回は僕がしていた間違った勉強のやり方を振り返っていこうと思います。

 

 

①手当たり次第いろんな参考書に手をつける

受験当時の僕はとにかく効率にこだわっていました。完全なる効率厨と化していました。いわゆるパーフェクトオブコーリツマンというやつでした。すみませんいま思いつきました。

そのころ流行っていたドラゴン桜に影響されたのもあって「めちゃめちゃ効率のいいやり方で1年必死に勉強すればバカでも東大に行けるんだ!」とか思ってました。パーフェクトオブバカでした。なので僕はとにかく最短で偏差値を効率よく上げる参考書探しに没頭していました。

2ちゃんねるや勉強法が書かれた本を読んでおススメの参考書を買って勉強するんですが、やっている最中に本当にこれが一番いい参考書なのか不安になって他の良著と言われる参考書にも手を出すというループに陥っていました。英単語だけでもシステム英単語、Duo、単語王といろいろ乗り換えていたのを覚えています。飽き性なのもあったんでしょうね。

当時の自分にアドバイスできるとしたらもうとにかく「最初に選んだやつ一冊ボロボロになるまでやれ」ということですね。たいていの受験生が知っているような知名度の高い参考書はどれもセンター試験や二次試験をちゃんと研究して作られています。

どれを選ぶかよりも選んだものをどれだけやりつくせるかの方が大事なんですよね。

 

②独学にこだわる

そのころの僕は独学にこだわっていました。高3で既に効率虫に寄生されていた僕は、先生の授業を聞くよりも選んだ参考書を自分で解いた方が効率がいいと思っていたんです。現役で第一志望の大学に落ち浪人を選んだのち、「いつやるのか?いまでしょ!」でおなじみの某進衛星予備校に通いながら浪人することを決めました。なぜ授業よりも自習派の僕が予備校を選んだのかというと、ずばり自習室目当てでした。

その予備校は講座を1つでも受講していれば自習室が自由に使えたため、私は講座をほとんどとらずに自習室メインで通うことにしたのです。 浪人初めのころは独学スタイルでうまくいっていました。毎日塾の自習室に行き朝から晩までひたすら勉強していました。それまで18年間、朝起きたら学校に行き授業を受ける生活が当たり前だったため、自習室でもくもくと勉強することが新鮮で楽しかったのを覚えています。

浪人最初の模試では第一志望でB判定を取り、E判定ばかりだった現役の頃からは学力的にかなり成長していたと思います。

しかしこのときはまだ自分では気づいていませんでしたが、実は俺野は大の怠け者でした。

夏ごろになると春先に自分で立てていたスケジュールが全然終わらないことに苛立ちはじめ、モチベーションがどんどん低下していきました。僕は等身大の自分よりもはるかに効率的にできると思い込んでいたのです。そして自習だけで一年間モチベーションを保ち続けるというのは、僕のような大の怠け者にはとてもハードルが高いものでした。

次第に模試で結果を見るのも苦痛になっていき、浪人後半は予備校に行かず自宅でちょこちょこ勉強するだけの、浪人生という名のニートとなってしまいました。

当時の僕にアドバイスできるとしたら「学校の授業にまじめに取り組め。予備校は授業に参加しろ。」ということです。

受動的にその日の勉強範囲を決めてくれて、強制力のある授業というものは怠け者にとってはありがたいシステムだったのです。

独学、さらにいえば宅浪というのは意思の強い人にのみ許された手段といえるでしょう。

 

③受サロの評価を鵜呑みにする

2ちゃんねるの中に存在する受験生用の掲示板に受サロという板があります。日サロじゃないですよ。正式には大学受験サロン板といいます。

(今は2ちゃんねるを5ちゃんねると言うそうですね)

大学受験サロン - 5ちゃんねる掲示板

受サロでは日々受験生や浪人生たちがトークしているのですが、その中でも多い話題が大学のランクや難易度といったものです。僕が見ていた当時はマーチ以下の大学はかなり軽視されていて、文系のマーチなら3ヶ月本気で勉強すれば入れるといったスレッドをよく見かけました。

マーチとは明治・青山・立教・中央・法政の東京の私立五大学のことで、頭文字のMARCHが由来となっています。

僕は受サロに入り浸るようになってから「ほーん、マーチなら本気だせば3ヶ月で入れるんか」と思うようになっていきました。実際この3ヶ月というのは『進学校でそれまで真面目に学校の授業を受けてきて、部活にも一所懸命取り組んできた人が、それまで使っていた時間と情熱をすべて受験に注いだ結果3ヶ月で受かるかもしれない』というレベルのものなのです。

ですがおバカな僕は受験勉強が上手く進まなくなると、「まぁ3ヶ月あればマーチ受かるしなんとかなるっしょ」と免罪符のように使っていました。そして最初は同じ志を持った仲間たちと意見を交わすことで、テンションを上げようと受サロをのぞいていたのですが、いつしか傷のなめあい的に利用するようになってました。

僕の受サロの利用は、むしろ受験のモチベーションを下げる方に力を貸す形となってしまったわけです。

 

 以上3点が僕の間違った勉強のやり方です。

 

おまけ:大学は偏差値が全てではない

受サロでは有名大学が実際の評判よりかなり下に見積もられていることが多く、私立は早慶(早稲田・慶應以外入る価値がないという意見もちょくちょく目にしました。そうした意見を日々目にしていた当時の僕は学歴コンプレックスになってしまいました。

そして僕の合格した大学は受サロではたいしたことのない評価だったので、学歴コンプだった私はその合格を喜ぶことができなかったのです。

 しかし、大学に入ってからの僕はそんな偏差値のことなど忘れて大学生活を楽しんでいました。僕は経済学部に入ったのですが経済の分野が自分に合っていたのか、大学の講義はとても楽しく真面目に受けていました。高校では授業についていけなかった僕がまさか友達に頼られる側の学生になっていました。(えっへん)

また、世間の人に今何してるの?と聞かれ大学名を答える機会もありました。そうすると大体「国立なんだ。すごいね!」と言われ、僕は内心『え、すごいのか?すごくないよな?』と世間と受サロの評価の乖離に驚いていました。世間一般の人はそこまで大学のランクだの偏差値だのというものに関心などなかったのです。

 

僕は大学に入ってからこの大学に入ってよかったと心から思えました。選んだ学科が僕にあってたということもあります。その大学でしか得られなかった体験や友人に恵まれたということもあります。今は受験時代のように偏差値が全てではないと思っています。もちろん就活などで一定以上の学歴が要求される状況もあると思います。しかしその大学で僕だけが得られる体験というのは数字化された偏差値などに変えがたいものです。

なので、もしいま絶賛受験勉強中で、自分と志望大学の偏差値の差に悩んでいる方がいたら、本当にその志望大学に偏差値以外の理由で行きたいのかを一考されてみると良いかと思います。

 

ここまで読んでくれてありがとうございました。